火曜日の2限「行動分析」
授業開始から2日目の火曜日。
最初の講義は「行動分析」。
1回目の講義ということで、ガイダンスで終わりましたが、「行動分析」について書きます。
まず、行動分析とは・・・「個体と環境との相互作用」についての学問体系であるということです。
そして、「実験」、「応用」、「哲学」の3つの側面があり、
「実験行動分析」、「応用行動分析」、「徹底的行動主義」が関係していきます。
応用行動分析学とは、個人をとりまく環境について工夫することで個人の行動に影響を与えるアプローチのことです。
対象者は知的障害、自閉症、統合失調症、言葉による心理療法がうまくいかない重度な行動的問題を抱えた成人や子供となります。
図に表してみます。
きっかけ → 行動 → 結果
↑ ↓
↑_____↓
例・・・ きっかけ:先生の話が長くなる
行動 :隣の生徒の筆箱をとる
結果 :友達が怒る
先生の話が長くなるとじっとしていられなくなり、隣の友達の筆箱をとってしまう。
友達が怒り、その反応を面白がって、さらに行動が強化され、再び筆箱をとって、
その反応を楽しむ、というサイクルになる。
結果によって行動が増加する場合、きっかけを変える必要があり、このきっかけを変えるということが即ち環境を変えるということになります。
行動分析。講義名だけを聞くといまいちピンときませんでしたが、行動を分析してどう活かしていけば良いのか?を学べると思うので、来週からの講義が楽しみです。